藤沢野焼祭は、岩手県一関市藤沢町が全国に誇る「土と炎の祭典」です。藤沢野焼祭実行委員会が主催。毎年8月の第2土曜日と日曜日に開かれる夏の一大イベントです。
昭和51年に考古学者の塩野半十郎氏(故人)の指導を得て、「縄文野焼き」を再現したことをきっかけに始まりました。
見どころの一つは、地元中学生が扮する現代縄文人の火おこし。板の上で木の棒を回転させ、その摩擦熱で「熾き」を作る「マイギリ式」と呼ばれる方法で火をおこします。
祭りには、縄文土器をイメージしたものから現代風の土器まで工夫を凝らした作品約千点が出品されます。作品は、縦8メートル、横4メートルの穴窯9基で焼き上げられます。天空を焦がす勢いで燃え上がる巨大な火柱は壮大。時空を超えて、古代へのロマンを掻き立てます。
会場では、多彩なステージイベントが繰り広げられるほか、「縄文の食」も提供され、祭りを盛り上げます。
夜を徹して焼成された作品は、翌朝、窯から出され、7人の審査委員によって作品審査が行われます。優秀作品には最高賞の「塩野半十郎大賞」をはじめ各賞が贈られます。
藤沢野焼祭実行委員会
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〔一関市役所藤沢支所産業建設課内〕
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